2020年10月15日に音響メーカーBoseから発売された新作のノイズキャンセルワイヤレスイヤフォン「Bose QuietComfort Earbuds」。
Kaceuはこれまでずっと前身の「Bose SoundSport Free」を使っており、どうやらBose新作のイヤフォンはノイキャン付きらしいぞ、と言う噂を聞き、今か今かと発売を待っていました。音響に詳しいわけではないのですが、イヤフォンはどうしても良い品を使いたい。笑
そして、9月24日に満を辞して予約が開始され、言うまでもなく秒で予約しました。
そこで、音響素人のKaceuが、Bose QuietComfort Earbudsを1週間使ってみたレビューをしてみたいと思います。素人なりの使用感などを記載しておりますので、よかったら購入の参考にしてみてください!
Bose QuietComfort Earbudsとは?
Bose初のノイズキャンセリング機能搭載の完全ワイヤレスイヤフォンです。
Boseといえばヘッドホンのノイズキャンセリング機能が有名ですが、ワイヤレスイヤフォンに搭載されるのは初と知ってびっくりしました。
音楽の再生はもちろん、ビデオの視聴や通話など、幅広く活用することができます。
商品の基本情報を簡単にまとめてみます。
寸法
- イヤフォン本体 : 2.6 cm (W) x 3.9 cm (H) x 2.7 cm (D) (各8.5 g)
- ケース : 8.9 cm(L) x 5.1 cm(W) x 3.2 cm(D)
- 充電ケーブル(USB-C) : 30.5 cm
イヤフォン本体の奥行きが前作のBose SoundSport Free(3 x 2.5 x 3.2 cm)よりも少し低くなり、耳から飛び出す面積が少なくなりました。SoundSport Freeは耳からかなり飛び出すため、多くのユーザーがデメリットとして指摘していたイメージがあります。
素材
- イヤフォン本体 : プラスチック/ゴールドメッキ/ポリマーコーティング
- イヤーチップ : シリコン
- ケース : 硬質プラスチック
バッテリーについて
- バッテリー持続時間 : 最大6時間
- イヤフォンのバッテリー充電時間: 約2時間
- 充電ケースのバッテリー充電時間: 約3時間
- クイック充電時間: 15分の充電で約2時間使用可能
QC Earbudsは一回の充電で6時間継続利用することが可能です。正直もっと持って欲しいなと思いましたが、実際そんなに連続して使用する機会がないので問題なし。
まあ仮にバッテリーがなくなってしまっても15分間で2時間分のバッテリーを充電することが可能なため、あまりバッテリー面で困ることはないでしょう。
では、ここからはレビュワーKaceuが実際にBose QuietComfort Earbudsを開封している様子や、実際に1週間使用してみて分かったことについてまとめていきます!内容としては、以下のようになります。
- 開封してみた
- 良かった点
- 悪かった点
Bose QuietComfort Earbuds開封してみた
いざ開封!
10/15日。仕事から帰宅すると何やらAmazonからでっかい段ボールが届いていました。
開封してみると、、、
やっと来た!ISO感度ミスってジャリジャリになってますが、高級感のある箱です!
ちなみに、白を選んだ理由は、話しかけるなオーラを際立たせるためです。←
白って安っぽく見えたりするのですが、このケースは至ってそんなことはありませんでした。にしてもこういうケースがぽつんと佇んでいる感じとってもいいですよね。
内容物
- マニュアル
- USB-C(30cmくらい?)
- イヤーチップ(S, L)
- 本体
と、余計なものは一切入っておらず非常にすっきりしていました。
イヤーピースはS,M,Lの3種類。私は耳の穴がとてつもなく小さいので、1番上のSを使用します。
本体を確認していく
こうやってみるとちょっと石鹸みたいですね。ケースの質感はサラサラとしていて、触っていて心地よいです!
ケースの充電残量は開封ボタンの下にある5つのLEDで確認することができます。
あと実際に見てみると、やっぱりSoundSport Freeのケースよりもだいぶ小さいです。参考程度に画像を載せておきます。(クリックで拡大可能)
Bose QuietComfort Earbudsの良かった点
ノイズキャンセリングがすごい
1つ目の良かった点はやはりこれに尽きます。本当にノイズキャンセリングが凄いです。(語彙力)
分かりやすいようにシチュエーション別に紹介していきます。
- 自宅
買ったばかりでテンションの上がっていた私は、家の中でもイヤフォンをつけていました。
私の自宅は目の前が小さな森なので、しょっちゅう鳥の声や虫の声が聞こえてきますが、ノイキャンをオンにするとそれらの音は一瞬で消え去りました。
また、1番びっくりしたのはドライヤーの音が恐ろしく小さくなったこと。流石に隣にいくと少しは聞こえますが、ドアを一枚挟むとドライヤーを付けているのか否か全く分からなくなります。
基本的な生活音はほとんどシャットアウトできると言っても過言ではないです。
- 歩行中
人の歩行音はまず聞こえません。
また、自動車に関しても真横に接近してくるまでは全く音が聞こえないと言っても過言ではないかなと思います。繁華街のような場所を通ることがない場合は、基本的には音楽以外が聞こえてくることはないでしょう。
そのため、普段あまり周りを確認しない方は事故にあう可能性があるため、注意です!
- 電車
特に気になるのが電車での使用感かと思います。
電車内でよく聞こえてくる音としては、アナウンス、乗客の会話、走行音などでしょうか。個人的には、乗客の会話はほとんどと言って良いほど遮断されているように感じました。
しかし、多少の走行音とアナウンスは耳に入ってくるため、完全にノイズをシャットダウンすることはできません。音量自体をあげれば緩和することはできますが、そこまですると音漏れが怖いです笑
また、駅のホームでのアナウンスも少し聞こえるなあといった程度なので、それほどストレスにはなりませんでした。
- オフィス
基本的に仕事中も音楽を聞いていることが多いので、オフィスでの使用感も記述しておきます。
私は仕事柄周りの人間が全員パソコンを叩いており、常にタイピングの音や何かしらの機械の稼働音が聞こえていますが、イヤフォンを装着した瞬間にそれらの音はかなり軽減されました。
空調の音に関しては完全に無くなったと言っても良いでしょう。
しかし、急に話しかけられた時などに気が付かないことが何度かあり、申し訳ないため泣く泣くノイキャンを解除して音楽を聞いている時が多いです。笑
上記から、QC Earbudsのノイズキャンセリング機能で、日常で発生するほとんどのノイズは完全に遮断、もしくはかなり軽減することができることが分かってもらえるかと思います!
音質が良い
これに関しては素人のあさーーーーーいレビューになってしまうのですが、やはり値段分の音質は保証されているなと感じました。
私は様々なジャンルの音楽が好きで、比較的低音から高音まで幅広く聞いている方だと思います。
- ロック
ボーカルの歌声よりもベースの低音が大好きで、意識して音を聞いている変態です。このイヤフォンは低音をかなり拾ってくれており、比較的聞きやすい印象を受けました。
- JPOP
JPOPも聞きます!最近だとやはりLiSAさんの曲とかでしょうか!LiSAさんの鋭くも綺麗な歌声が非常に心地よく聞こえますし、高音部分も音割れなどは一切なく非常にクリアに聞こえました。
- EDM
超低音の機械音などが多く含まれているEDMですが、これに関しても特に違和感などは無く臨場感のある音が聞こえてきます!ノイキャン性能の高さも合わさって、音量を上げて聞くと実際にその場にいるような気分になります!
- ピアノ
正しいジャンル名が分からずとりあえず「ピアノ」と表現したのですが、バイオリンなどの別の楽器の音なども少し該当しています!キングダムハーツなどのサントラなどでしょうか。楽器の奏でる繊細な音や、力強い音も綺麗に表現されているなと感じました。
全体的な感想としては、やはり低音から高音まで幅広くカバーされているなと感じました。全ての音をクリアに表現しています。
また、EDMのような機械音から、ピアノなどの繊細な楽器の音と言ったジャンルの全く異なる音も綺麗に聞こえてくる印象です。
幅広いジャンルの音楽を聞く私からしても、非常に満足できるクオリティだと感じました!
イヤフォンタップで簡単に操作できる
QC Earbudsには物理ボタンが搭載されていませんが、イヤフォン本体をタップすることでいくつかの操作を行うことができます。
個人的にはノイキャンレベルの変更をイヤフォン本体で行うことができるのは便利だなと感じました!実用例としては、コンビニで列に並んで自分の順番になった際に右イヤフォン2回タップで音楽を停止して、左イヤフォン2回タップでノイキャンを解除するといった感じ。
買い物が終わったら同様の操作で再び音楽を再生してノイキャンを付与することができます。非常に便利。

右イヤフォン長押し | Siri起動 |
右イヤフォン2回タップ | 音楽再生、停止 |
左イヤフォン長押し | 次の曲へ / バッテリー残量アナウンス(選択可) |
左イヤフォン2回タップ | ノイズキャンセリング3段階調整(自分で設定可) |
ペアリング・接続が楽
QC EarbudsはBluetoothで機器と接続をするのですが、ケースにイヤフォンを入れてボタンを押すだけで簡単にペアリングできます。

ボタンを押してスマホから検索することですぐにペアリングすることができました。
またペアリング後は、イヤフォンをケースから取り出すだけで最後に接続した機器に自動で接続してくれるため、わざわざ何か操作をする必要がありません。
また、手動でスマホから接続をする際は、専用のアプリ「Bose Music」から簡単に接続することが可能です。
Bose QuietComfort Earbudsの悪かった点
イヤフォンで音量調節ができない
前作のSoundSportでは物理ボタンで音量調節が可能だったのですが、QuietComfort Earbudsではボタンが無くなったことにより音量の調節ができなくなってしまいました。
そのため、スマホ本体か専用のアプリからしか音量を調節することができず、少し不便に感じます。
音量の調整ができない問題は、Apple Watchがあると簡単に解消することができます。
スマホを取り出さなくても音量の調整や音楽の選択ができるので非常に便利です!
気になる方はこちらの記事をチェック!
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やはり装着すると存在感がある
先ほど紹介したように、イヤフォンのサイズは少しだけ小さくなったのですが、依然としてやはり存在感が強いです。正面から見ると少しだけ出っ張っているなあといった感じ。
また、小柄な女性はイヤフォン自体が装着できない可能性があります。というのも、装着しているところの写真が撮りたくて、身長148cmの女性にイヤフォンを付けてもらおうとしたのですが、そもそもイヤフォンがハマらないという大事件が発生したのです。笑
実験対象は1人だけとなってしまいますが、女性の方は実際に店頭で試してみた方が良いかもしれません。
髪が長いとイヤフォンの操作がしにくい
これも女性からしたらだいぶ致命的な内容なのですが、髪が長いとイヤフォンの操作がしにくい可能性があります。
QC Earbudsはイヤフォン本体がセンサーになっていて、タップされたことを検知することができるのですが、本体と指の間に髪が挟まると反応が悪くなります。
私は男性の中では髪が短い方では無く、俗にいうミディアムあたりの長さなのですが、イヤフォンを操作するときは髪をどかす必要があり、少しだけ面倒くさいです。
ケースが汚れやすい
ホワイトを選択した方しか分からない悩みですが、ケースを持ち歩いていると汚れがついてしまっていることがあります。
1日持ち歩いて確認すると、なんというか鉛筆の芯を触って撫でたような薄い汚れがついていることがしばしば、、、(私のバッグが汚いのか?)
まあアルコールシートなどで拭き取れば綺麗に落ちるのでそれほど気にはなりませんが、あまり頻繁に掃除をしない方はケースがどんどん黒くなっていくかもしれません。
まとめ
Bose QuietComfort Earbudsの良かった点
- ノイズキャンセリングがすごい
- 音質が良い
- イヤフォンタップで簡単に操作できる
- ペアリング・接続が楽
Bose QuietComfort Earbudsの悪かった点
- イヤフォンで音量調節ができない
- 装着すると存在感がある
- 髪が長いとイヤフォンの操作がしにくい
- ケースが汚れやすい
いかがだったでしょうか?
個人的には長い間発売を待っていたこともあって、QuietComfort Earbudsにだいぶ期待をしていたのですが、その期待に応える素晴らしいイヤフォンだなと感じました。
値段は非常に高いですが、その価格に見合った性能なので、ノイズのない快適な音楽ライフを体験してみたい方はぜひ購入してみることをオススメします!
長々とありがとうございました!