多くのゲーマーが使用しているメカニカルキーボードに搭載されてるスイッチの多くは、Cherryというメーカーのメカニカルスイッチが搭載されています。Cherry社製のスイッチは確かな性能と5000万回もの押下に耐えられる耐久性を持ち合わせてより、たくさんのユーザーから信頼を獲得しています。
以前の記事にて、ゲームをプレイする上でおすすめのCherry製メカニカルスイッチ3つをランキング形式で紹介しました!まだこの記事を読んでいない方はぜひご一読頂けますと幸いです!
皆さんはメカニカルキーボードの購入を検討している際、どのスイッチ(軸)にするか悩んでしまったことはないでしょうか? ゲーム用のキーボードの代名詞でもある「メカニカルキーボード」は、一般的にオフィス等で利用されているメンブレンキーボード[…]
Cherry社は上記の記事にて紹介した3つのスイッチ以外にも、たくさんの種類を開発しています。この記事では、以前同様、専門的な用語やグラフを用いずに、Cherry社製のメジャーなスイッチを分かりやすく解説していきます。
Cherry MX 黒軸
キータッチの重さ | かなり重い |
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クリック感 | 無し |
音の大きさ | 小さい |
瞬発性 | 普通 |
黒軸のキーのタッチはかなり重たく、継続的なタイピングをすると指が疲れます。また、黒軸のキーボードを使用してゲームをプレイする場合、小指使って押下する必要があるShiftキーやCtrlキーが少し押しずらく感じるでしょう。
このスイッチにはクリック感は無く、押下すると滑らかにキーが沈みます。
キーを底打ち(キーを一番下まで押し込むこと)した際に小さい音が発生します。マイクの設定によっては、音を拾われてしまうことがあるため、調整が必要な場合があります。
キーの戻りは比較的速く、瞬発性にも優れているため、素早いタイピングに向いているスイッチです。指の疲れが気にならない方やキーボード操作の上級者ならば、ゲーム用途にもおすすめのスイッチとなっています。
Cherry MX 茶軸
キータッチの重さ | 普通 |
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クリック感 | 弱い |
音の大きさ | 普通 |
瞬発性 | 普通 |
茶軸は、比較的ベーシックなスイッチとして認知されており、ゲーミング用途にも、オフィスでの使用にも推奨されています。
キーのタッチは、メンブレンキーボードに類似しており、重たくも軽くもない、万人向けする仕上がりになっています。
このスイッチには弱いクリック感があり、押下している途中で軽く引っかかる感覚があります。人によっては、この引っかかる感じに違和感を感じるでしょう。私は、ゲームをプレイする際にこの引っかかりがかなり気になるため、茶軸のキーボードをゲーム用途で使用することはありません。
押下した際の音はそこまで大きくなく、オフィスでも使用できるレベルです。ボイスチャットで使用する場合は、マイクの感度を少し調整しないとタッチ音を少し拾ってしまうことがあります。
キーが元の位置に戻る際にも、軽い引っかかりがあり、戻りには少し時間がかかる印象があります。タイピングに支障が出るほどでは無いので、メカニカルキーボードの入門機として購入を検討してみても良いかと思います。
Cherry MX 青軸
キータッチの重さ | 重い |
---|---|
クリック感 | 強い |
音の大きさ | とても大きい |
瞬発性 | 遅い |
青軸は、メカニカルスイッチの代名詞とも呼べる特徴を持ったスイッチです。
キーのタッチは比較的重たく、長時間の使用していると、かなり指が疲労します。例によって、PCゲーム初心者は小指の操作は少し慣れが必要になりそうです。
このスイッチはかなりクリック感が強く、押下している最中に押し込みが一度止まる感じがします。また、クリック感を感じる箇所を通過する際に、「カチッ」という音が発生します。この音はかなりマイクに拾われやすく、ボイスチャットを使用してゲームをプレイする方には、はっきりと言っておすすめしません。また、このスイッチを搭載したキーボードをオフィスで使用するのもやめたほうが良いでしょう。
強いクリック感はキーが戻る際にも発生するため、キーの戻りは比較的遅めです。タイピングをするのには正直向いているとは言えず、好みがはっきりと分かれるスイッチです。カチカチ音が好きな方は使用を検討してみても良いのではないでしょうか?
Cherry MX 赤軸
キータッチの重さ | とても軽い |
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クリック感 | 無し |
音の大きさ | 小さい |
瞬発性 | 速い |
赤軸は、当サイトゲーミング向けメカニカルスイッチランキング2位のスイッチです!
キーのタッチはとても軽く、少しの力でキーが沈みます。PCゲーム初心者でもShiftキーやCtrlキーを小指で簡単に押下することができます。私はオフィスで赤軸のキーボードを使用しておりますが、長時間タイピングをしても疲労感を感じることは少ないです。
黒軸同様にクリック感は無く、滑らかにキーが沈みます。キータッチもとても軽いため、非常に快適なタイピングをすることが可能です。
こちらのキーも底打ち時に小さい音が発生するため、マイクの感度調整が必要です。私は赤軸のキーボードを使用してボイスチャットをした際、チャット先の友人に音が入っていると指摘された経験があります(感度を調整することで解決することができました)。
キーの戻りも比較的速く、素早いタイピングに向いているスイッチです。ゲームをプレイする際も反応速度に全く問題はありません。キーボードをゲームにも普段にも使用する予定があるならば、間違えなくおすすめのスイッチです。
Cherry MX 静音赤軸
キータッチの重さ | 普通 |
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クリック感 | 無し |
音の大きさ | とても小さい |
瞬発性 | 速い |
静音赤軸は、当サイトゲーミング向けメカニカルスイッチランキング3位のスイッチで、赤軸の特徴を引き継ぎながら、音を最大限まで小さくしたモデルです!
赤軸を引き継いでいるため、キーのタッチは比較的軽めなのが特徴ですが、個人的には赤軸よりも少し重たいかな?と感じます。公式が発表している数値データを見ると両スイッチは同じ重さのはずですが、人によっては私と同じように感じるかも知れません。ですが、キータッチが軽めなことには変わらないので、初心者にもおすすめのスイッチです。
こちらのスイッチにもクリック感はありません。
静音赤軸の最大の特徴は、そのタイプ音です。他のスイッチ押下した際に「カタカタ」という音が発生しますが、このスイッチの打鍵音を擬音で表現すると「スコスコ」という感じです。強めにキーを押下してもほとんどと言っていいほど音は発生せず、オフィス等の雑音を発生することのできない空間に最適のスイッチです。ボイスチャットに拾われることもほぼ無いと言っても過言ではありません。
キーの戻りも速めに設定されているので、「静か」「速い」を重視している方にはもってこいのスイッチです!
Cherry MX クリア軸
キータッチの重さ | かなり重い |
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クリック感 | 弱い |
音の大きさ | 普通 |
瞬発性 | 遅い |
クリア軸はあまりメジャーなスイッチではありませんが、スタンダードな茶軸の派生スイッチということで、念の為紹介します。
この軸は、茶軸の特徴を引き継ぎつつ、キータッチの重さをかなり重くしたモデルです。これほどの重さはかなり好き嫌いがはっきりするので、これからPCゲームを始めようとしている方がいきなりこの軸を選択するのはかなりリスクが高いです。
茶軸同様に弱めのクリック感があり、途中に引っかかりを感じます。
キーを押下した際に発生する打鍵音もそれほど気になるものではありません。
キーがかなり重いため瞬発性に関しては、あまり良いとは言えません。キーを連打するスピードはやはり他のキーと比較して劣りますし、何より疲労感が溜まります。スタンダードなタッチ感で、尚且つ重たいスイッチが好きな方にはおすすめです!
Cherry MX シルバー軸
キータッチの重さ | とても軽い |
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クリック感 | 無し |
音の大きさ | 小さい |
瞬発性 | とても速い |
最後の紹介するのは、当サイトゲーミング向けメカニカルスイッチランキング第1位、スピードシルバー軸です!この軸は、とにかく反応の速さに注目した、ゲーミング専用と言っても過言ではないスイッチです。
キータッチの重さはかなり軽めに設定されており、クリック感も無いため、とにかく押下するのにストレスがありません。PCゲームがやりたいけれど、どのスイッチにすれば分からないという方は、とりあえずシルバー軸を使用すれば間違えはありません。
音の大きさは小さめではありますが、激しい操作をするとマイクに音が乗ることがあるので、例によってマイク設定の調整は必要になります。
シルバー軸は、他のキーよりも浅い位置で入力が認識されるため、瞬発性は群を抜いています。キー戻りの速さとキータッチの軽さのおかげで、連打やキーの同時押しが非常にやりやすい印象です。
気になるスイッチは見つかりましたか?自分の好みに最も合うキーボードを見つけて、PCゲームをさらにエンジョイして下さい!