最近ゲーミングマウス業界に軽量化の流れが来ていますね!
多くの大手ゲーミングデバイスメーカーも、以前発売した人気モデルを軽量化して作り直したり、非常に軽い新作マウスを製造したりと、この流れにしっかりと乗っていることが分かります。
そもそも、なぜ軽量マウスが流行りだしたのでしょうか?
軽量マウスの歴史をたどると、とある穴空きマウスに到達します。
それは、今では日本でもとても有名になったFinalmouseというメーカーのUltralightです。
皆さんも一度は見たことありますよね!発売された当初は、こんな穴だらけの奇抜なマウスに人気が出るとは他のどのメーカーも想像しなかったでしょう。
しかし、予想とは裏腹に、このUltralightは2年ほど前にアメリカで爆発的に売れ、その勢いはついに日本にまで到達しました。Finalmouseの異常なまでの人気を他のデバイスメーカーも無視することはできなくなりました。
結果、様々なメーカーがFinalmouseのように、本体に穴を空けた類似品の開発を始めました。
これが、マウスの軽量化が流行し始めた理由です。
上で説明したように、最近は穴空きマウスがPCゲーム業界で流行ってきている訳ですが、これまで通常のマウスを使用していたユーザーがこれを見ると、
とか
という印象を持つでしょうね、、、笑
そこで、今回の記事では、流行りの穴空きマウスの紹介や、良い点、悪い点を正直にまとめていきたいと思います!
人気の穴空きマウスメーカーを紹介!
Finalmouse
穴空きマウスで一番使用率が高いのは、やはり元祖のFinalmouseでしょう!
Finalmouseは元祖のUltralightを始め、Air58 NinjaやUltralight 2と、様々な軽量マウスを開発してきました。
新作が発表されるにつれて、マウス本体の重さは67g→58g→47gと段々軽量化されていきました。
現在の最新作「Ultralight 2 CAPETOWN」はこれまでの商品に比べて1回り小さく製造されており、ほとんどのゲーマーの手に大きさが合わず、正直言ってあまり人気はありません。
最近はFinalmouseを競技シーンで使用するプロのゲーマーも増えていますが、ほぼ全員が前作のAir58 Ninjaを継続して使っています。
次回作は無線 + Air58と同じサイズという噂が立っているので、期待しても良いでしょう!しかし、Finalmouseは一度生産したマウスを2度と再製造しないため、一度手に入れられなかったら入手は困難になるのがネックです。
以前Finalmouseのカスタマイズについての記事を執筆したので、気になる方はよければこちらも読んでみて下さい!
最近、各メーカーより発売されるゲーミングマウスは、以前の物よりも比較的、本体重量が軽く製造されていることが多い。そう、最近のゲーミングデバイス業界には、「軽量化」の流れが到来しているのです。 そして、その流れを作ったのは、Finalm[…]
Glorious
Gloriousは、Finalmouseの次に登場したの穴空きマウスメーカーです!
第1作目のModel Oは、本体の形はほとんどFinalmouseと同じですが、サイドとホイールにLEDを搭載している点で差別化を図っていました。また、本体の左側面に描かれているおじちゃんの絵が印象的です。
最近では、Model Oを小型化したModel O-や、左右非対称型のModel Dというマウスも開発されています。
xtrfy
黄色いバックライトが特徴的なxtrfyが最近開発したM4も、非常に人気の穴空きマウスとなっています。
M4は左右非対称型の穴空きマウスで、広い範囲のカラフルなLEDとカラーバリエーションが特徴的です。デバイス業界で信頼度の高いxtrfyが製造しているマウスのため、強度や性能にも心配はなさそうです。
しばらく日本での在庫が一切無くなっていたようですが、最近は在庫が豊富になってきたのか、どこのショップでも販売されているようです。欲しい色が品切れしている場合は、海外のゲーミングECサイトから購入するのがおすすめですよ!
2019年の11月にxtrfyから、ゲーミングデバイスの流行に乗った軽量マウス「M4」が発売されました。 M4の人気は凄まじく、日本で発売を開始してすぐにどこの店舗でも在庫切れの状態に。珍しいカラーであるピンクやブルーに至っては、在庫[…]
G-Wolves
G-Wolvesは比較的早い段階で穴空きマウス業界に登場しましたが、比較的認知度が低いイメージがあります。
G-WolvesにもGloriousと同じように、左右対称型と左右非対称型の両方があります。
私はここのマウスを使用したことはありませんが、左右対称型のHatiというモデルは、LogicoolのG PRO Wirelessと形が似ているという噂を聞いたことがあり、密かに人気があるようですよ!
他にも穴空きマウスを製造しているメーカーはありますが、よく見るのは以上の4つかなあという印象です。
穴空きマウスの良い点
良かった点
- とにかく軽い
- ローセンシにおすすめ
- グリップ力がある
- 手汗をかきにくい
1つずつ順番に確認していきましょう!
とにかく軽い
穴空きマウス最大の特徴は、やはり本体の軽さですね!
基本的に、穴空きマウスの重量は70gを下回っています。70gはだいたい単二電池1つ分と同じ重さだとか!
先ほど紹介したおすすめの穴空きマウスの重さをまとめると、
Finalmouse Ultralight | 67g |
---|---|
Finalmouse Ultralight 2 | 47g |
Glorious Model O | 67g |
Glorious Model D | 68g |
xtrfy M4 | 67g |
G-wolves Skoll | 67g |
G-wolves Hati | 60g |
これらと、一般的におすすめマウスと称されるものの重さを比較してみましょう!
Razer Deathadder Elite | 105g |
---|---|
ZOWIE EC2-A | 91g |
Logicool G502 |
121g |
重たい!Ultralight 2とG502の重さを比較すると74gも差がありますね。
この2つを交互に持ってみるともう本当に違いがすごいです。G502を持ってゲームをプレイすると筋トレをしている気分になります。笑
でもそもそもなぜ本体が軽いと良いのかというと、マウスを持ち上げた際の腕への負担が減ったり、マウスを左右に振り回しやすいからです。
上記の理由から、長時間ゲームをプレイしたい方は軽いマウスがおすすめですよ!
ローセンシにおすすめ
軽量マウスはローセンシのプレイヤーに特に恩恵があります!
比較的低めのDPIのこと。DPIとは、マウスを1インチ動かした時に、画面上のマウスカーソルがどれくらい動くかを表す。数字が小さいほどより大きくマウスを動かす必要があり、逆に数字が大きいほど、より小さいマウス操作でカーソルを操作することができる
ローセンシでゲームをプレイしている方は、マウスを動かす距離が大きかったり、マウスを持ち上げる頻度が多いので、腕に負担がかかりやすいです。
そこで、上でも説明したように、軽いマウスを使うことで少しでも負担を軽減することが可能です!
グリップ力がある
マウスの側面にも穴が空いているマウスの場合、指が穴に引っかかってグリップしやすくなります!
FinalmouseやM4は側面の素材は天面と同じプラスチック素材であり、ラバー系の素材で作られている訳ではありませんが、穴が空いていることでとても握りやすく感じます。
つまみ持ちや掴み持ちのプレイヤーにもおすすめであり、プレイ中に手が滑ってしまうことはありません。
手汗をかきにくい
私はゲームをしていると、お見せできないほどの手汗をかくのですが、穴空きマウスを使用していると普段よりも手汗をかく量が確実に減っています。
これはなぜかというと、穴が空いていることによってマウス本体と手の平の接する面積が狭くなるからです。また、穴のおかげで通気性が良いため、マウスや手の平に熱がこもりにくくなっています。
手汗をかきやすいプレイヤーは穴空きマウスを試してみて下さい!結構違いが実感できますよ!
穴あきマウスの悪い点
悪かった点
- 穴に埃が溜まりやすい
- 故障が多い
- 見た目が気持ち悪い(という人もいる)
穴に埃が溜まりやすい
この問題に関してはどうしようもないのですが、穴の部分に埃や汚れが溜まりやすいです。
上は、あまり手入れをしなかったFinalmouseの写真です。右手前の穴の中に埃が入っているのが見えると思います。
このような問題を防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要になります。使用したら除菌シートで本体を拭いたり、綿棒で穴の内側を掃除したりする必要があります。
面倒臭がりの方にはかなりのデメリットになりますね。
ちなみに私は薬局で販売されている筒型の除菌シートを使ってデバイスを掃除していますよ!
故障が多い
私の手元では確認したことはありませんが、穴空きマウスの商品レビューやSNSでの呟きを見ていると、故障について記載している人が多いです。
よく確認できる故障の内容としては、
- マウスホイールが空回りするようになった
- サイドボタンが反応しなくなった
- クリックすると張り付いた感じがする
- ケーブルがすぐに断線した
穴空きマウスは本体を軽くするために、造りの一部を簡易化したり、部品に軽くて耐久性の低いプラスチックを使用しているのかもしれません。
見た目が気持ち悪い
集合体恐怖症という言葉を聞いたことはありますでしょうか?穴や斑点などが集合したものに対して恐怖心を感じることです。
世の中には、いわゆる蓮コラと言われるような集合体に対して恐怖心を感じる人がかなりいるようです。
そのような人にとって、穴空きマウスも例外ではありません。
確かに言われてみれば少し気持ち悪いかもしれません。。。笑
穴が気になるけれどどうしても穴空きマウスを使用してみたいという方は、黒色のマウスでLEDを全て消すと穴が目立ちにくくなりますよ!
まとめ
いかがだったでしょうか?
穴空きマウスは軽くて振り回しやすいというローセンシの方には特に嬉しいメリットがありますが、メンテナンスが面倒臭いなどのデメリットも存在します。
一度も穴空きマウスを使用したことがない方は、実際に触ってみて試してみても良いかもしれません!個人的にはxtrfyのM4がおすすめですよ!